バカみたいな記事だが、
ひとつ書き上げたら、
ちょっと気分が上向きになってきた。
「書く」ことで、
心や身体に溜まったものを
はき出すことができるのかもしれないな。
猫が毛玉を吐くみたいに。
じゃ、まあ、ぼちぼちと、
書きかけのを仕上げていこう。
まずは、日曜日の分の貸し出し記録から。
*図書カード6年1組ぺんぺん*
「赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ」赤瀬川原平
「チッチと子」石田衣良
「元気でいてよ、R2−D2。」北村薫
「あたしは、ビー玉」山崎ナオコーラ
「再婚生活」山本文緒
最初に読んだのは、
「チッチと子」石田衣良(毎日新聞社)
よかった・・・(涙)
新聞の日曜版で、ときどき読んでいたが、
あたしは、物語を連載で読むのがあまり好きではなくて、
単行本になるのを楽しみに待っていたんだけど、
期待以上の出来。
交通事故で妻を亡くし、小学生の息子と二人暮らしの、
売れない作家・
青田耕平。
妻の思い出を書いた作品で、
初の
直本賞(直木賞のことであろう。笑)候補に。
そして、息子との日々を描いた
「チッチと子」も続けて候補作品となり、
万年初版作家の身辺は、ちょっぴりにぎやかに。
賞は欲しい、けれど、彼の心を占めているのは、
受賞さわぎよりも、見合いよりも、
妻の死の真相だった・・・。
作家の日常、父子家庭の暮らし、やもめ男の恋愛事情、と、
あくまでも等身大の人間ドラマに、
ほっこり、そして、うるうる。
いま、
「家族の物語」を書かせたら、
はずれのない作家さんの双璧は、
石田衣良と
重松清であろう。
ユニークだったのは、
ちょっと古い本だが、
「赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ」
赤瀬川原平(ギャップ出版)
本邦初?!
読まずに書く書評。
本を読むのは苦手。
でも「見る」のは大好き。
そんな赤瀬川原平さんが、本の中身を読まずに、
本のタイトルだけで書評をしてみたら、こうなった?
赤瀬川さんが、
そのタイトルから想起する、
思い出、印象、想像した内容、つっこみ
などを記した本である。
資生堂の月刊誌
『花椿』連載のタイトル書評の、
1997年から2000年の分を編集した単行本。
本って、もちろん内容が大事だけどさ、
タイトルや装丁だけでも、
ずいぶん楽しめるんだなあ、
と目ウロコ。
さすが、赤瀬川さん。
この人の
視点というか、
事象を捉える切り口は、
ちょっと変わっていて、そこが好き。
面白い、あるいは、ちょっと変わったタイトルの本のオンパレードで、
見ているだけで楽しいのだが、
真ん中に収録されている、
特別座談会「赤瀬川原平・尾辻克彦のタイトルマッチ」
(赤瀬川原平×南伸坊×岡野宏文)
がファンにはうれしいぞ。
これは、作者の赤瀬川原平さんの著作
(純文学系作品を書くときの筆名・尾辻克彦含む)
のタイトルを、
「これがいい、あれがいい、
これはどうやってつけたの?
由来は何?」
というよーなことを、
赤瀬川さんの本の装丁を多く手がけているイラストレーターの南さん、
赤瀬川・尾辻作品を敬愛してやまないライターの岡野さん、
と共にうだうだと語り合う座談会である(笑)
素晴らしい本のタイトルというのはいくつもあるが、
賞を取ったり、話題になって取材を受けたりしない限り、
作者が
「このタイトルは、こうこう、こういうふうにつけたんですよ」
というのを、詳細に語る機会というのはあまりないから、
意外なきっかけや、案外単純な理由、
などを知るのは、すごく楽しい。