昨日、お小遣い帳を書いたけど、
新刊で買ったコミックスは、
たいていは、2回読んで、自宅に保管するか、
倉庫に持って行って、
完結したときに、また読み返す。
売らずに、自分用にするものは、
半年か1年に一度くらい、また読む。
それでも、漫画は、単行本や新書、文庫にくらべると、
短い時間で読み終わってしまうから、
買っても買っても足りない(汗)
店の商品は、
出品する前に、状態確認のために読むし、
仕入れのついでに、
新刊は値が張るからあきらめた本も、
半額以下になってたら、買う。
それでも、まだ足らん(笑)
あたしにとって、
本はビタミンみたいなものだから、
ちゃんと補給しないと、元気がなくなる。
図書館が近くにあって、
ほんとによかった。
てゆーか、図書館があるから、
引っ越したようなものなのだが(笑)
これは、あたしの人生で数少ない、
最良の選択
の一つであった(笑)
ではでは、予告通り、今日は、貸し出し記録で。
*図書カード6年1組ぺんぺん*
「シューカツ!」石田衣良
「魔性の子」小野不由美
「大峡谷のパピヨン」茅田砂胡(5回目くらい?)
少ないのは、
他に、
料理の本がいっぱいあったから。
いま、ちょっと
「自家製」に興味があって、
普段は、スーパーやデパートで買う物でも、
実は、少し時間や手間さえかければ、
家で作れるんだなあ、
というものを、あれこれ試す、
が、
春休みの自由研究だ(笑)
美味しいものができたら、
このブログでも紹介しよう。
バイト先のごたごたが続いていて、
ちょっと消耗してるから、
また、
茅田砂胡の無限ループに突入。
今回は、
クラッシュ・ブレイズシリーズでも、
1番のお気に入りの、
「大峡谷のパピヨン」にまで、お世話になってしまった。
ジャスミン、ありがとさん。
とにかく、元気をくれるキャラである。
彼女については、
店の方でも、熱く語っているので、
今回はおいといて、
今日のピックアップは、
「魔性の子」小野不由美(新潮文庫)
にしとこうか。
これだけ、いっぱい本を読んでても、
「ええっ!こんなのあったの?!」
という驚きは多々ある。
今頃、ハマり出した
「十二国記」シリーズ。
既刊は、すべて読んだけど、
実は、
濃厚な関連作を忘れちょったのだよ。
ミステリー、ホラー、ファンタジー、ラノベ、
といえば、
あたしにとって、
本の中でも、比較的、得意なジャンルではある。
自腹で新刊を買うほどのファンではないけど、
小野不由美の作品は、
「十二国記」以外にも、
「東亰異聞 」「屍鬼」「黒祠の島」
などのホラー作品、
児童むけのミステリー叢書『ミステリーランド』の1冊、
「くらのかみ」 、
懐かしのゲームエッセイ
「ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか」
も読んだし、
店では、レア物として、有名な、あの
「悪霊」シリーズだって、
何冊か、販売してきたのだが、
この
「魔性の子」だけは、なぜか未読だったのだ。
読みかけて、びっくり。
はりゃ???
つい最近読みかえした「十二国記」の中の1冊と、
ほぼ・・・つーか全く?同じ文章がある。
しかも、登場人物の名前の、
高里って・・・
もしかして、
泰麒(たいき)っ!?
こんなとこにいたのかっ!(涙)
ずいぶん、探したのだぞ(涙)
この作品の方が古いし、
現代ホラーだし、
版元も、「十二国記」の講談社じゃなく、
新潮社なのに!
完全に
盲点であった。
物語は、
母校である男子校に、
教育実習生としてやってきた
広瀬が、
担当することになったクラスで、
1人際だった異質さを放つ不思議な少年・
高里要に、
興味と共感を抱き、
彼がかつて
「神隠し」にあったこと、
彼の周りに、怪我人や死者が異常なまでに多発し、
それが高里の
「祟り」と恐れられていることを知る、
という、真っ当にホラー(?)なあらすじである。
これが、実は、
「十二国記」シリーズの外伝であったとは・・・。
「十二国記」は、
神仙や妖魔が登場する、中国的な世界観を持つ、ファンタジーで、
虚海に囲まれた十二の国の、
王や、王を選び仕える神獣・麒麟を中心に、
それぞれの国情や、栄枯盛衰、庶民の暮らし、他国との交流など描いた、
緻密かつ壮大な物語。
この十二国は、
どうやら、あたしたちのリアルワールドとは、
異なる時空に存在するようなのだが、
時に、その世界は、
「蝕」といわれる現象によって、
現実と繋がることがある。
日本は、かの世界では、
「蓬莱」と呼ばれ、
そこから偶然迷い込んできた者は、
「海客」と呼ばれる。
この「海客」あるいは、
「胎果」と呼ばれる存在が、
物語を大きく動かす鍵となる。
神仙が治める十二国では、
子ども(動物、妖獣の仔も含む)は、
結婚や生殖によって生まれない。
「神様からの授かり物」
という言い方は、現代でもするけど、
ここでは、赤ん坊は、本当に文字通り、神から授けられるのだよ。
木になった実(
卵果)というかたちで。
卵のなる木、つーか、赤ん坊のなる木。
この奇抜な設定、大好きだ(笑)
十二国の庶民は、
虚海を渡ることはできない。
つまりは、
異世界に行くことができない。
その能力を持つのは、神仙や、
王や麒麟、その使令である妖獣など、
限られた者だけだ。
生まれる前の、まだ、卵果であるうちから、
その潜在的な資質、能力が発揮されるのかどうかは不明だが、
王や麒麟の中には、
卵のときに、蝕によって、蓬莱に流され、
見知らぬ男女の間に、
人間の子どもとして、仮の身体を持ち、
何も知らず、生まれ育つ者がいる。
これが
「胎果」
しかし、彼らが選ばれし者である限り、
いつかは十二国に戻る。
多くは、どこかの国の王や麒麟として。
彼らは、蓬莱(日本)では、
常に奇妙な違和感を感じ、
周囲にとっても、異質な存在であり、
現実になじめずにいる、少年少女である。
だが、本来いるべき場所に戻り、
異世界のことを何も知らずに、
いきなり、国の運命を背負わされる彼らは、
覚えもない故郷においても
異端者なのだ。
その葛藤、
そして、変えることのできない天命に、
幼いなりに、精一杯応えようとする姿、
が、
ぐっとくる。
「魔性の子」は、
そんな胎果の一人で、
「十二国記」の中では、戴国に関わる少年・高里の、
日本での日々を、
現実世界側からの視点で、
ホラーテイストの物語として描いたものだったのだ。
この本の刊行時では、
まだ、1冊も「十二国記」は発表されていなかった。
すでに、全体の構想ができていたとしたら、すごい。
というのは、一番、発行年月日が古い作品でありながら、
時系列では、これが一番、未来の物語だからだ。
「十二国記」の
『黄昏の岸 暁の天』
の
裏ヴァージョン、
といった感じ。
「グイン・サーガ」でいうと、
「七人の魔道師」的な位置づけ、
といえばわかりやすいかな?!
ちょうど、シリーズすべてを読み返して、
「続きが気になるっ!!」
と思っていたところだったから、
思わぬところで、思わぬ人に再会したような、
奇妙な懐かしさと、うれしさでいっぱいになった。
続刊の執筆を待ち望んでいるのは、
ぺんも、ファンの皆さんと同じ。
せめて、ぽつりぽつりと雑誌掲載されたものだけでも、
早くまとまるといいねー。