図書カード6年1組ぺんぺん<11月23日>
えーと。
ずっと、命がけの荒行(仕事だっつーの。笑)
に励んでいたので、
さすがのぺん吉も、自前読書のペースは、
ゆっくりめ。

出品のために、
1週間で200冊ほど、ざっと読む、
という
「スーパーハイテンションドラゴン斬りでスライムを5匹倒す」
みたいなクエストをやってたので、
しょうがないですなー(笑)

ほぼ終わりが見えたので、
祝日の午後は、図書館へ。

今日は、貸出記録です。

*図書カード6年1組ぺんぺん*

「エンド・ゲーム 常野物語」恩田陸
「茗荷谷の猫」木内昇
「木蓮荘綺譚 伊集院大介の不思議な旅」栗本薫
「今夜も宇宙の片隅で」笹生陽子
「戸村飯店 青春100連発」瀬尾まいこ
「ガリレオの苦悩」東野圭吾
「臨床真理」柚月裕子


今回、到着の予約本は・・・


『ガリレオの苦悩』東野圭吾(文藝春秋)

さすがに、人気作家さんで、
刊行から1年経って、やっと回ってきました(笑)

帝都大学理工学部物理学科准教授である、
天才物理学者・湯川学が、
大学時代の友人である警視庁捜査一課の刑事・草薙俊平の依頼を受けて、
不可解な事件を科学的知識と、論理的思考によって解決していく
「探偵ガリレオ」シリーズの、現時点での最新作。

同シリーズの長編『聖女の救済』)と
連作短編集(この『ガリレオの苦悩』
2冊同時刊行という
粋なサプライズで昨年、話題に。

先日、『聖女の救済』を先に読みました。
こちらは、「草薙の恋」という
非常に美味しいネタがあったにもかかわらず、
いまひとつハマりきれず(汗)残念。

うーん。
長編については、直木賞受賞作『容疑者Xの献身』が、
あまりにもすごかったせいで、ついつい較べてしまうから、
この作品自体が良くないわけでは決してないんだけど。

天才が科学知識を駆使して、
通常の人智の及ばない謎を解き明かす、
というシリーズを通じてのミステリーの面白さだけでなく、
容疑者の動機、心情がとても共感できるものであること、
そして、探偵役である湯川が追う容疑者が、
今まで「天才の孤独」を味わってきた彼にとって、
唯一、好敵手と認められる存在、かつ昔の親友であった、
という設定、
によって、
今まで、
徹底した合理主義者、人間嫌いの変人、ハイパー推理マシーン的科学者探偵
として描かれてきたガリレオが、
「人間・湯川学」としての深い懊悩を見せたことで、
ミステリーの枠をこえた文学作品として成立した稀有な作品が、
『容疑者Xの献身』だったのだ。

長編は、どうしても、草薙・内海たち捜査サイドを主体に、
物語が進行するため、
『容疑者X』のように、湯川自身が関係者でない場合は、
彼は、「クールな傍観者」としての立場に置かれることになり、
その魅力が表に現れにくい、ということなんだろう。

また、『聖女の救済』では、
容疑者自身への感情移入がしにくい、というのが、
一番の理由か。
復讐のための殺人より、
愛のための犯罪の方が、
人の心を動かすのかもしれない。

『ガリレオの苦悩』
は、
『探偵ガリレオ』『予知夢』
と同じ形式の連作短編集。

「落下る(おちる)」
「操縦る(あやつる)」
「密室る(とじる)」
「指標す(しめす)」
「攪乱す(みだす)」

の5編を収録。

草薙から持ち込まれる事件を湯川が推理する、
といういつものパターンだけでなく、
湯川自身に関わる事件も入っているようで、
今回は、長編より、短編の方が、面白いのでは?
と、ちょっと期待してる。

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