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手羽先京都案内<方向音痴移民計画>
ここで、突然、新カテ誕生っ!

このブログの読者の方のお嬢様が、
京都の大学に合格された、
という吉報もあり、
ぺんは京都のD大出身ということもあって、
京都ネタ、思い出話は、いろいろ書いていきたいな、
と思ってたから。

さて。初回は、「通り名(とおりな)」の話でも。

先日、前ふりのあった、
迷子体質ぺんさんが、
暮らしやすかった街。
実は、
京都
のこと。
京都市内の中心地という意味だけど)

地図が読めないぺんぎん、
ウルトラ方向音痴のぺんが、
京都にいるときは、
ほとんど道に迷うことがなかった。

三条四条のあいだの、←河原町界隈
入り組んだ路地や、
山ほど飲み屋の入った雑居ビルで、
名前を頼りに一軒のバーを探せ、
とかいう上級者用ミッションは、まだ無理(笑)

でも、不可能なはずの、
「住所だけを見て、目的地に行く」
という行為が、
慣れれば、苦もなくできるのが、京都という街なのだ。

大阪でも、よほど、家の近所じゃなければ、
「何市何区何町」で、
どこらへん、なんてわかんない。
最寄り駅を訊いても、
詳しい道順や、近くのランドマーク的な建物を教えてもらわなければ、
目的地にはたどり着けない。

それが、住所を見ただけで、
ほとんど位置が推定できてしまう
不思議な街、京都

794年に、桓武天皇平安京を作ったとき、
唐の都・長安にならって条坊制を採用したため、
京都(市内)の通りは、東西南北碁盤の目になっている。
それは、もう綺麗に。
(市電の跡など、一部、斜めになってる道もある)
ぺんの住んでいる大阪や、実家のある奈良も、
そういう傾向はあるのだが、
京都ほどではない。

最初の頃は、(車なんかだと特に)
曲がるところ(交差点)を間違えて、
ぐるぐる回ったとか、
道に迷った、とか、
「京都の道はわかりにくい!」
という印象を持つ人もいるかもしれない。

でも、一度、通り名が頭に入ってしまったら、
住所を見ただけで、
どこにでも行けるようになるんだよ。ほんとに!

というのは、
南北に走っている通りと、
東西に走っている通りが、
碁盤の目のように交差しているため、
目的地の座標(?)を、
二つの通りの名前と、
上ル(あがる)」(北へ)
下ル(さがる)」(南へ)
東入ル(ひがしいる)」(東=右へ)
西入ル(にしいる)」(西=左へ)
という4つの言葉のどれかで、
表すことができるから。

このシステムのすごいところは、
「××通と××通の交差点」というのをポイントにしてるから、
それだけで、とりあえず、
目的地のめちゃくちゃ近くまで、
行けてしまうこと。
もしも小さい路地などで迷っても、
ご近所の人、お店の人に訊けば、すぐにわかるし、
他の街のように、
「わからないからタクシーに乗ったのに、
ドライバーさんが新米で、めちゃくちゃ時間がかかった」

ということもない。

もちろん、地図なしで行くには、
通り名を覚えていることが前提になるから、
京都には、昔から、
通り名を覚えるための庶民の知恵、
「通り名の歌」がある。
子どもは、これで、通りの名前を覚えて、
立派な京都市民になるのだ(笑)

有名なのは、
東西に走る通り名を(北から順に)歌った、
丸竹夷(まるたけえびす)」
(この歌は丸太町通りから始まってるけど、
地元では、もう少し北の通りから始まるヴァージョンもあるらしい。
子ども向けに戯れ歌っぽい『坊さん頭は丸太町』というのもある)

南北に通る路を(東から西の順に)覚える歌、
寺御幸(てらごこ)」
の二つ。

『寺御幸』は京都銀行
『丸竹夷』は聖護院八ツ橋
CMソングとして使ったし、
映画『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』
でも子どもが歌う手鞠唄として登場している。

短い歌の中に、
京都の通りの名前が、ぎっしり詰まっている。

『丸竹夷』

丸竹夷二押御池(まるたけえびすにおしおいけ)
姉三六角蛸錦(あねさんろっかくたこにしき)
四綾仏高松万五条(しあやぶったかまつまんごじょう)
雪駄ちゃらちゃら魚の棚(せったちゃらちゃらうおのたな)
六条三哲とおりすぎ(ろくじょうさんてつとおりすぎ)
七条こえれば八九条(しちじょうこえればはっくじょう)
十条東寺(じゅうじょうとうじ)でとどめさす

この歌に含まれている通りの名前は、
丸太町通(まるたまち)
竹屋町通(たけやまち)
夷川通(えびすがわ)
二条通(にじょう)
押小路通(おしこうじ)
御池通(おいけ)
姉小路通(あねこうじ)
三条通(さんじょう)
六角通(ろっかく)
蛸薬師通(たこやくし)
錦小路通(にしき)
四条通(しじょう)
綾小路通(あやのこうじ)
仏光寺通(ぶっこうじ)
高辻通(たかつじ)
松原通(まつばら)
万寿寺通(まんじゅじ)
五条通(ごじょう)
雪駄屋町通(せったやちょう)←現在は楊梅通
鍵屋町通(がぎやちょう)←ちゃらちゃらの部分(現在は的場通)
魚棚通(うおのたな)←現在は六条通
六条通(ろくじょう)
三哲(さんてつ)←塩小路通のこと
七条通(ひっちょう)=しちじょう
八条通(はっちょう)=はちじょう
九条通(くじょう)
十条通(じゅうじょう)

もうひとつの
『寺御幸』
は・・・

寺御幸麩屋町富柳堺(てらごこふやちょうとみやなぎさかい)
高間東車屋町(たかあいひがしくるまやちょう)
烏両替室衣(からすりょうがえむろころも)
新町釜座西小川(しんまちかまんざにしおがわ)
油醒ヶ井で堀川の水(あぶらさめがいでほりかわのみず)
葭屋猪黒大宮へ(よしやいのくろおおみやへ)
松日暮に智恵光院(まつひぐらしにちえこういん) 
浄福千本はては西陣(じょうふくせんぼんはてはにしじん) 

寺町通(てらまち)   
御幸町通(ごこまち)
麩屋町通(ふやちょう)
冨小路通(とみのこうじ)
柳馬場通(やなぎのばんば)
堺町通(さかいまち)
高倉通(たかくら)
間之町通(あいのまち)
東洞院通(ひがしのとおいん)
車屋町通(くるまやちょう)
烏丸通(からすま)
両替町通(りょうがえちょう)
室町通(むろまち)
衣棚通(ころもたな)
新町通(しんまち)
釜座通(かまんざ)
西洞院通(にしのとおいん)
小川通(おがわ)
油小路通(あぶらのこうじ)
醒ヶ井通(さめがい)
堀川通(ほりかわ)
葭屋町通(よしやまち)
猪熊通(いのくま)
黒門通(くろもん)
大宮通(おおみや)
松屋町通(まつやまち)
日暮通(ひぐらし)
智恵光院通(ちえこういん)
浄福寺通(じょうふくじ)
千本通 (せんぼん)
西陣(にしじん) ←通り名でなく地名

ちょっと、くらくらしてくるけど(笑)
これさえ覚えるか、
メモを持ち歩けば、
京都生活者の第一歩
を踏み出したようなものだっ!

たったふたつの歌をマスターするだけで、
もう迷子とは、おさらば。
方向音痴のみんな、京都へ移住しないか?(笑)

実際の使い方や、
住所表記の法則、
例外や、
トリビアについては、
次回・・・?

| 手羽先京都案内 | 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
開店中<SLUM DUNK>
普段、ほとんどテレビを観ないため、
このブログでも、
音楽と映画以外のテレビネタはあまり登場しないのだが、
実は、月に一度だけ、
一日中テレビを観てる日がある。

スカパー!の大開放デーだ。

スカパー!は、CSの有料放送だから、
当然、契約してるチャンネル以外は観られないけど、
この日だけは、
ほとんどのチャンネルを無料で観られる。
(映画チャンネルなど一部は、時間帯制限あり)

毎月、第一日曜日
つまりは昨日。

懐かしいアニメ、将棋の対局、音楽のPV、
サッカーにラグビー・・・
まあ、仕事しながらだから、
ちょっと横目で、
って感じ。

それが・・・
夕方から始まった、とある番組。
もう、ガチに、夕飯の支度も忘れて、
最後まで観てしまった!

NBAの1989年のオールスターゲーム。

もう最高!!
面白すぎる。
そして、懐かしい。


ショーツ(パンツ)が、
短くて、ピチピチなのが、
涙と笑いを誘う。
そういえば、みんな、いつからダボパンになったのだ!?
90年代に入ってからだよねー?!

あたしが、NBAを夢中で観てたのは、
シカゴ・ブルズの全盛期
もちろん、マイケル・ジョーダンのファンだったからだ。

1990年からのスリーピート(3連覇)
そして、ジョーダンが大リーガーを目指して衝撃の引退。
復帰後の再びの3連覇。
この二度目の3連覇のあたりが、
めちゃくちゃ面白かったの。
1995年からだね。

ジョーダンの活躍は、もちろんすごかったけど、
攻守にわたってバランスの取れたオールラウンダーであり、
最高のスモールフォワード、
スコッティ・ピッペンがいたし、
「狂喜のリバウンド王」 ←どっちかっていうと「狂気」(笑)
デニス・ロッドマン
もいた。
これを
ポイントガードに転身したベテランロン・ハーパーや、
ここぞというときに落ち着いて3ポイントを決める
スティーブ・カーなどの、
渋い脇役が支え、
最高の「シックスマン」(控え選手)
トニー・クーコッチの得点力が押し上げて、
決して、チームワークがいいとは言えないチームで、
それぞれが自分の得意技を、
極めて高いレベルで発揮した結果、
偶然、それが、恐ろしくすごいチームプレイになってしまった、
という必殺仕事人のようなブルズ。
楽しかったなあ。

この1989年のオールスターゲームは、
80年代から90年代へ、
まさに時代の変わり目を象徴するような試合だった。

マジック・ジョンソンは欠場だし、
マイケル・ジョーダンも怪我を押しての出場で、
いまひとつ精彩を欠いていたけど、
それを補って余りある見所満載。

このシーズンで引退することになる、
アブドゥル・ジャバー
スカイ・フック!
怪獣のような(笑)パトリック・ユーイング
大好きなチャールズ・バークレーも大活躍。

バスケットボールの世界においては、
大きいことはいいことだ(笑)

でも、その法則にも例外はある。
このオールスターゲームで、一番すごかったのは、
ユタ・ジャズの二人。
黄金期のブルズを苦しめることになる、
燻し銀のようなコンビは、
この頃から、すでに実力を発揮していたのだなあ。
この試合のMVPは、
カール・マローンだけど、
もちろん、ジョン・ストックトンのアシストがあってのこと。

史上最高のポイントガードは誰か、
っていう話になれば、
少し上の世代の人は、
マジック・ジョンソンか、アイザイア・トーマス
を挙げると思うけど、
あたしは、絶対、ストックトンだよ。

2メートルを超える選手がごろごろいるNBAで、
185センチの小柄な(?)選手が、
縦横無尽にコートを走り回り、
そのアシストで自由自在に得点を操り、
完全にゲームを支配するになる様は、
あまりにも小気味よい。
スピードとスキルとクレバーな頭脳、冷静な判断力は、
ときに身長を補うことができる、と、
数多くのプレイヤーに夢を与えたはず。

まあ、『SLUM DUNK』(井上雄彦)で言えば、
リョーちん(宮城リョータ)だな(笑)

最近は、NBAもあまり観なくなったけど、
また、こんな、わくわくするような選手に出会えるかなあ・・・。

なんだか、妙にバスケ漫画が読みたくなってきた。

| 店のこと | 00:20 | comments(0) | trackbacks(1) |
開店中<まいごのペンギン>
地味に仕事中。

年明けから、 
仕入れで、最後の1冊を引けて、
セットになったものがたくさんあるから、
倉庫の待機中の棚が少し空き、
入りきらずに段ボール詰めになってた本を棚に並べたり、
整理したり。

どれから揃えていくかの作戦も、
ずいぶん見えてきたし、
通路の箱が減って、
本の出し入れもしやすくなってきたなー。
作業効率が上がると、
仕事のやる気もあがるねー。

今年も本は増えるだろうけど、
この調子で、なんとか、やっていけるようにしていこう。
倉庫で、
本の雪崩で、遭難死
は、やだからな(笑)
山じゃないから、三歩は助けに来てくれないし。

遭難・・・
といえば、
ぺんは、迷子体質である。
まあ、いわゆる方向音痴だ。
今居る場所から、
どっちが北で南なのかもわからない。
地図を見るのも苦手だし、
特に、地下街の多い大阪では、
地上に上がる出口、階段のちょっとした違いで、
思ってたところとは、全く違うところに出てしまい、しょっちゅう、
「おーまいがー。ここどこだ」
な事態に陥る。

ところが・・・
あたしは、
非常に
パンクチュアル(時間に正確、几帳面)
な性格で知られているのだ。
いや、まじで(笑)
大人になってから、
待ち合わせに遅れたり、遅刻をした記憶がないくらいだ。

遅刻の言い訳・謝罪によく使われる、

「道に迷っちゃって」

迷子体質の人間が、
この言葉を意地でも口にしないで、
約束の時間を守ろうとすると、
涙ぐましい努力が必要になる。

目的地の住所・電話番号をメモしていくのはもちろん、
前日に、ネットで地図を検索して、
何度も頭の中でシミュレーションするし、
ややこしい、と思ったら、プリントアウトして持って行く。
万が一の場合、タクシーに乗れるよう、
お金も余分に持っていくし、
電車やバスの路線図や時刻表だって、
ちゃんと調べる。

そして、何よりの保険は、
「早く家を出る」ことだ(笑)
普通の人が、
「電車と徒歩でこのくらいだな」
とはじき出す、推定所要時間の、
30分から1時間は早く家を出てるんだよ、実は。

早く着いたら、
近所のカフェでお茶を飲んだり、
コンビニや書店で本を見たりすればいい。
「ああっ!どうしよう!間に合わないっ!!」
って泣きそうになるよりは、
待つ方が、よほど精神衛生にいいから。

たまに、
「こんなに努力をするくらいなら、
方向音痴を先に治せ!」

という心の声が聞こえたりもする(笑)  

いま、ふと思ったんだけど、
日本全国あちこちで、
迷子になってきた、あたしが(笑)
唯一、
「ほとんど迷子にならなかった」
というか
「必要以上には迷わなかった」
街があるのだ。

次回は、その街の話でも。

| 店のこと | 16:50 | comments(0) | trackbacks(3) |
図書カード6年1組ぺんぺん<2月5日>
布団星人生活が長かったので、
あっという間に、本があああ・・・・。
やばいー。
ピンクのアシカが見える。

慌てて図書館に行ったら、
予約の本がどっさり来てた。
やほー。

今日は、貸し出し記録で。

*図書カード6年1組ぺんぺん*


『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹
『再会』重松清
『埋もれる』奈良美邦
『格闘する者に○』三浦しをん
『白いへび眠る島』三浦しをん
『秘密の花園』三浦しをん
『人生激場』三浦しをん
『桃色トワイライト』三浦しをん
『ロマンス小説の七日間』三浦しをん
『シュミじゃないんだ』三浦しをん
『刻まれない明日』三崎亜記
『太陽の塔』森見登美彦
『有頂天家族』森見登美彦
『美女と竹林』森見登美彦
『恋文の技術』森見登美彦
『Sweet Blue Age』
有川浩・角田光代・坂木司・桜庭一樹・日向蓬・三羽省吾・森見登美彦


三浦しをんブームは、
昨年からだけど、
2月は、
森見フェスティバル
だっ!

万城目祭りの真っ最中に、
偶然、読んだのが、


『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦(角川文庫)

第20回山本周五郎賞受賞、2007年本屋大賞第2位、
直木賞候補にもなった作品で、
気になってたんだけど、
なんだか読むタイミングを逃してしまってた。

急に髪を染めたくなって、
SIELLA(ぺんさん御用達美容院)に予約を入れよう、
という段になって、
店長F津くんから、借りてたのを思い出し、
大慌てで読んだのだ。

読み終わった瞬間に、
「なんで、もっと早く読まなかったんだ!?」
と激しく後悔。

でも、万城目学
『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』
を読んで、
京都での学生時代を懐かしんでいたときだからこそ、
こんなに、ぐっときたのかも。

なんというタイミング。
この本も、
「元・京大生による、ファンタジックな京都青春小説
だったのだ。
(万城目さんと森見さんは友人)

舞台は、もちろん、京大そして京都。
さえない青年である「私」は、
後輩である黒髪の乙女に恋をしている。
しかし、彼女に思いを伝えることが出来ず、
友人に、
「外堀埋めすぎだろ?
林檎の木を植えて、小屋でも建てて住むつもりか?」

と言われながらも、
日々、ストーカーすれすれに、
ナカメ作戦(「なるべく彼女の目にとまる作戦」)
を実行中。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、
あからさまに頻発する「偶然の」出逢い。
「ま、たまたま通りかかったもんだから」
という台詞を喉から血が出るほど繰り返す「私」に、
「あ!先輩、奇遇ですねえ!」
と天真爛漫な笑みをもって応え続ける彼女もまた、
かなりの天然である。
なぜか毎回、おかしな出来事に巻き込まれてしまう彼女。
そして、彼女を追いかける「私」も自動的に、
その出来事に巻き込まれてしまうことになる。
そんな二人に、恋は生まれるのか!?

春。
大学のクラブのOBの結婚祝いの後、
木屋町に消えた彼女と、
3階建ての叡山電車のような乗り物で現れる、
謎の金貸し老人・李白さんとの、
偽デンキブラン呑み比べ。

夏。
下鴨神社
「鴨川納涼古本まつり」で、
彼女が、古本市の神と、
まったり、なむなむしているそのとき、
彼女の探し求める「ラ・タ・タ・タム」という絵本を巡って、
古書店の奥深くで、
京福電鉄研究会の学生や、
「古今和歌集」を求める老学者、
葛飾北斎のエロ本を狙う「閨房調査団」代表である、千歳やの若旦那らと、
真夏に、コタツの中で、
暑い麦茶を飲みながらの、火鍋バトルに汗を流す「私」

秋。
京大の学祭で、
射的やさんで当てた緋鯉のぬいぐるみを背負って
歩き回る彼女と、
プリンセスだるま偏屈王の、
謎のゲリラ劇に巻き込まれる「私」
パンツ総番長「象のお尻」の女性、
など
「人間として、力のいれどころを激しく間違ってる」
愛すべき人々。

そして、恐ろしい風邪が京都を席捲する
ついに寝込んでしまった「私」に奇跡は訪れるのか・・・?

京都の四季のうつろいと、
遅々として進まない「私」の恋に、
不思議なファンタジーが交錯する、
素敵で笑える青春小説。

可愛いイラストによる解説は、
な、な、なんと、
大好きな羽海野チカさん。
鯉を背負った彼女の、
なんと愛らしいことか。

こんな楽しい京都小説に、
立て続けに出会えて、しあわせだ。

なんだか、あるものに呼ばれる時期ってあるんだなあ。
森見さんの本は、そのほとんどが、京都が舞台。

しばらく、どっぷり、京都に浸ろう。

| 図書カード6年1組ぺんぺん | 23:25 | comments(2) | trackbacks(2) |
暮らしの手帖<チョコレート工場の秘密>
誕生日に、食べ過ぎて、
まだ、なんだか胃が重い、ぺんですが、
どうやら、これは、
バイキングのせいだけじゃなく、
たまにしか食べないチョコレートを、
かなり大量に摂取したせいでは・・・???
と思い当たった。

昨日の「デート WITH りょうちゃん(おかん)」は、

誕生日プレゼントの受け渡し、
食事、
プラス、
一緒に買い物

というコースだったんだけど、
(あたしは、早く行って仕入れもしてた)
買い物の目的は・・・

ヴァレンタイン・デーのプレゼント選び

です。

阿倍野・近鉄百貨店の催事場で、
チョコレートを物色してきましたー。

まあ、思春期や婚活期の、娘さんじゃないので、
ヴァレンタインにかける意気込み、
などというのは・・・ない(笑)

しかし、昨年は、意気込みがなさ過ぎて、
前日に買いに行ったら、
あまりの人の多さに、
うんざりしたから、
今年は早めに用意しておこう、
というのと、
例え、告白関連イベントとしての位置づけではなくても、
大事な人たちへの感謝や愛情の贈り物と思うと、
さすがに、近所のコンビニやスーパーで買って済ます、
というのはできなくて、
「普段、食べないような、
美味しいのをあげたいなあ♪」

と思っていたから、
百貨店での買い物は、
結構、楽しみにしていたのだ。

少し早めの平日に買い物・・・
というのは、
大正解。

何十という、
スイーツ・ショップ、菓子メーカー、ショコラティエ、ホテルブランド、
のブースが並んでるけど、
平日の午前中だから、
人は少なめ。
ゆっくりショーケースを見ることができました。

店員さんも、力が余ってるのか(笑)
「こちらが定番の××で、今年の新商品がこれです」
などなど、
懇切丁寧に商品説明をしてくれる。
しかも、じゃんじゃん、爪楊枝に刺した、
試食用のチョコを出してくれます。
中には、全種類を
「どうぞおおお!」

次から次へと渡されたりも(汗)

全部、見て回るのは無理だから、
近くの店でも買える、
全国展開のメーカーさんや、
買ったことのあるブランドははずして、
デパート初出店らしい海外有名店や、
今まで、店売りやネット通販中心だった、
小さいけれど、評判の良いお店、
をターゲットに回ったんだけど、
数店で、
チョコの匂いと味で、
くらくらしてきた(笑)

猫に小判、
ぺんぎんにチョコ。

スイーツ好きな乙女なら、
嬉々として食べまくるのであろう(笑)
中身はおっさんのぺんには、苦行(汗)

それでも、頑張って味見して、
一番美味しいと思うのを買ったんだよ−。

今年の「ぺんぎん大賞」は、
SILSMARIA(シルスマリア)

スイーツに疎いあたしは知らなかったけど、
「生チョコ」発祥のお店なんだそうだ。
シルスミルク、アールグレー、スノーベリー、
シルスビター、黒蜜きな粉、抹茶、
どれも、旨かったぞな。

| 暮らしの手帖 | 23:10 | comments(0) | trackbacks(1) |
暮らしの手帖<エリック・ザ・バイキング>
バイキングって・・・

バイキングって・・・

なんなんだー!?


妙に、心躍るそのネーミング。

『小さなバイキング ビッケ』

『ヴィンランド・サガ』

『クリスタル・ドラゴン』


ヴァイキング北欧神話・・・
そーゆーのが、ぺん吉は好きだ。

なぜに、日本では、
「食べ放題」に、
そのような魅惑の名前がついておるのだ。

つい、行ってしまうではないか。

今日は、あわや、
戦乙女(ワルキューレ、ヴァルキュリア)たちに、
ヴァルハラへ連れ去られるとこだった。
フード・ファイトで戦死した勇者として(笑)

2月3日は、
ぺんの聖誕祭なので、
天王寺で待ち合わせて、
りょうちゃん(おかん)と食事と買い物。

しばらくタイ料理を食べてないから、
MIO「ブルーロータス」で、
ランチのトムヤム・ヌードルか、パッタイを食べたい!
と思っていたのに、
いざ、レストラン街に行ってみると、
ものすごく空腹だったため、

「なんだか今日いけそうな気がする−!」

という錯覚に陥ってしまったのだ。

お腹が空いてると、
たくさん、いろんなものが食べられるバイキングは、
妙に、魅力的に感じる。

ついつい、イケイケな気分になって、
梅田のヨドバシでも何度か入ったことのある「香港蒸籠」へ。

ばかー。ばかー。
ぺんのばかー。


いい加減、学習しろよー。
自分は、バイキング向きの胃袋の持ち主ではないことを・・・。

ああ。
あたしが、
TB(テラバイト)の大容量胃袋
だったら、
きっと楽しい食事だったのになー(泣)

ぺんさん、
所詮は、小物。

ご飯を食べに行って、
通常スペックの単品を頼んだら、

「あれ?まだなんか余裕があるような・・・?
これなら、サイドメニューや小さいご飯モノのついたセットか、
大盛りでも食べられたのでは・・・」


と思い、
次に実行してみると、多すぎて、
激しく後悔することになる程度の、
平凡な器なのだ。

ここのお店自体は、
コスパの高い、良い店なんです。
高級ホテルのチャイニーズ・レストランとかに比べたら、
多少は落ちるけど、
そこそこ美味しいし、
品数がすごく多い。
1500円ちょいで、これなら合格点だと思う。

先日、家の近所(京橋)で食べた、
980円の中華バイキングは、
サラダや飲み物、ご飯、デザート以外の、
日替わりのおかずは10品くらいで、
おかずがなくなったら、違う料理に入れ替わるかと思ったら、
そのまま、同じ料理が補充されるだけだった。

ここは、カウンターに行く度に、
揚げ物、炒め物、煮込み、和え物、野菜、チャーハン、焼きそば、
など、
どんどん大皿料理が変わってくし、
香港の飲茶のお店みたいに、
おねーさんがワゴンで店内を回って、
蒸籠(セイロ)に入った、ほかほかの点心や、
お粥、スープをテーブルに運んでくれるので、楽しい。
蒸し鶏、酢豚、鶏のオーブン焼き、小籠包、肉饅頭
が美味しかった。

しかし、これが災いした・・・かも。

バイキングに行って、
元を取ろう、
とか、
晩ご飯の分まで食べてやれ―、
みたいな欲は全くないんだけど、
食べ物に対する、
あくなき探求心と好奇心を持つぺんぎんは、
一口ずつでも、一応、味をみないと気が済まないのだよねー(笑)
どんな食材を使ってるか、
どういう味付けなのか、
は知りたいんだもん。

とりあえず、すべて、ちょびっとずつ食べてみようとしたら、
完全にキャパをオーバー。
食べ過ぎで、気分が悪くなってギブ。
デザートまでたどり着けなかった・・・。

せっかくの美味しい食事も、
食べ過ぎたら、後味が悪い。
腹八分目は大事だな−。
「もうちょっと食べたかったな」でやめるのが正解。

バイキングに行く度、
結局、同じ感想に至るので、
つくづく向いてないんだと思う(笑)
胃袋を鍛えないと無理。

もう、バイキングには行かないよー(泣)

それはそうと、
なぜ、食べ放題が「バイキング」という名称になったか、
は、めちゃくちゃ気になったので、
調べてみた(笑)

日本でのバイキングの始まりは、帝国ホテル
1950年代に、
支配人の犬丸さんが、
旅先のデンマークで食べた、
北欧の食べ放題料理、『スモーガスボード』
(魚介料理や燻製など、客が好きなものを好きなだけ食べられる形式)
が原点。
「これはいける」と確信し、
帝国ホテルに、この形式のレストランを開くことにしたのだが、
『スモーガスボード』という名称が、
言いにくいし、日本人に馴染みがないから、
この新しいレストランの名称を社内公募したという。
結果、
「北欧と言えばバイキング?」
というわりに安直な発想と(笑)
当時、近所の日比谷映画劇場で上映されていた
『バイキング』という映画の豪快な食事シーンが印象的だったことから、
『バイキングレストラン』という名前でオープン。
ここから、
ビュッフェ形式の食べ放題=バイキング
という呼び名が定着したらしい。

ほおお。

胃もたれで、死にそうな誕生日だったけど、
ひとつ賢くなったので、よかったことにしておこう。

| 暮らしの手帖 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(2) |
開店中<19回目の神経衰弱>
引き続き、京都の話。

というか、関西弁にまつわる話・・・かな。

昨日の、『ホルモー六景』ネタの、
大学生の学年表記について、
なんとなく、違和感を覚えた、あなた。
何処のご出身ですか?!
と訊いてみたい。

これは、ぺんにとっては、
「探偵ナイトスクープ」から始まった、
「アホバカ分布考」と同じくらい、
興味のある事柄なのだ。

つまり、大学生が、
「×回生」というか「×年生」というか、
の違いなんだけど。

京大(京都大学)を舞台にした小説、
『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』では、
学年については、
「×回生」
という言い方をしてる。

これは、ある意味、
当然と言えば当然か。

この、「1回生」とか「2回生」という言い方は、
京大が発祥の地である
という説があるからだ。

創立当時の東大(東京帝国大学)が、
1886年に定めたカリキュラムでは、
学年ごとに履修科目が決まった「学年制」を採用し、
1897年に創立された京大(京都帝国大学)は、
東大に対抗して、
より自由な学風を目指し、
卒業までに一定の科目をとればいいという、
ドイツ式の「科目制」を採用。
その結果、東大では学年意識が強く、「何年生」という言い方をし、
京大では学年より、
在籍年数を表すのに使い始めた、
「何回生」という言い方が定着して、
それが近隣の大学に広まったという。

もちろん、ぺんの在学していたD大でも、
「何回生」という呼び方だった。

これが当然と思っていたら、
4回生のときの就活で、
東京に本社がある会社に内定をもらい、
同じ会社に入社予定の他大学の学生と会話をしていると、
あたしが、「×回生」と言う表現を使う度に、
怪訝な顔をされることがあった。

このとき、初めて、「何回生」という言い方が、
どうやら関西もしくは西日本に固有の表現であるらしい、
という事実に初めて気がついたのだ。

し、し、知らなかったよ(汗)
普通に意識せず、使ってたしなー。

学年については、
「×回生」
もしくは、
普段は、「生」も省略して、「×回」と言う。

例えば、
新しいバイト先に行って、
先輩の学生バイトさんに引き合わされる。
自己紹介をするとき、

「あ。俺、立命の3回の××ですー。よろしくなー。
自分(君、あなたの意味)は?
おー、D大かあ?何回?」
「Dの1回のぺんぺんです。よろしくお願いしますう」


というような会話が交わされるわけだ。

この場合の、「×回」は、
数字をカウントするときの、
回、回、ではなく、
「回」の方にアクセントを置いて、
、2
と発音する。

厳密に言うと、
「×回生」=「×年生」
というわけじゃないんだ。
併用することもあるの。

学校によって違うかもしれないけど、
あたしの大学では、
「何年」は文字通り、「学年」を、
「何回」は、「在籍年数」を、
表すのに使われることがあって、
例えば、単位が足りずに卒業できなかった場合など、

「(サークルの)K先輩は、
4年やけど、5回やねんてー。
だからY先輩より、いっこ年上やて」

「4年のNさんて、老けてるとおもたら、
もう7回やねんで!
来年こそ、卒業できるんかなあ・・・」


というように使い分けていた。

関西では、何回生という言い方、
関東では、何年生という言い方、
が多いというのは、
経験上わかるけど、
他の地域では、どうなのかな。

言葉っておもしろいなあ。

| 店のこと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(2) |
開店中<ホルモー六景>
まだ本調子じゃないので、
仕入れには行けなくて、
新着本は少しお休みだけど、
普通に店の仕事はできてます。
ご注文ありがとうございます♪

なるべく、安静を心がけて、
布団星人として、正しい生活を送っているぞ。

土日は、どっぷり、布団の中で、
万城目(まきめ)三昧でした。

今日のお題は、
先日、鴨川ネタのときに、
併せて本も紹介した『鴨川ホルモー』の続編というか、
番外編6編を集めた作品集


『ホルモー六景』万城目学(角川書店)
から。

『鴨川ホルモー』のあらすじは、
前回紹介したように、
京都大学に入学した新入生・安倍が、
新歓コンパで一目惚れした女の子目当てに、
京大青竜会という謎のサークルに入り、
平安時代から続くと言われる「ホルモー」なる競技を、
他大学と競うことになる、
不思議な青春ファンタジーである。

(*このあとの文章は微妙にネタバレ注意報。)

京都で学生時代を過ごした、あたしにとっては、
出てくる場所やお店に、
あれこれ思い出があり、
京都か……何もかも皆懐かしい」
沖田艦長のように、つぶやいてしまうお話であった。

唯一の無念は、
この素晴らしい「京都小説」に、
我が母校D大が出てこないことだった。

市内の真ん中やや東北に位置する母校は、
鴨川を挟んで、京大とは、
お隣さん的な位置づけ。
駅の真上が学校だから、
ほとんどの学生は、地下鉄の「今出川」駅を利用するのだが、
大阪方面から来る学生は、京阪電車も使う。
その場合の最寄り駅は、
賀茂川高野川が合流して鴨川になる地点、
物語の重要な舞台にもなっている下鴨神社を含む、
鴨川デルタと呼ばれる三角の先端にある、「出町柳」で、
ここは、京大の最寄り駅でもあるのだよ。

陰陽五行説
(古代中国に端を発する自然哲学の思想で、
万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説。
様々な事象がこれによって、5つに振り分けられている)
に基づく決まり事のある、このホルモー。

参加する大学(京大、京産大、立大、龍大)は、
京都市内の東西南北に位置し、
チーム名も四神あるいは四獣(青竜、朱雀、白虎、玄武)に由来、
シンボルカラーも、
それぞれに青、紅、白、黒が使われている。

D大は、今出川通りを基準に考えると、
京大と立命館大学の真ん中やや東よりで、
京大エリアに取り込まれてしまったゆえに、
物語に登場しなかったのだろうなあ・・・。
帝のおわした京都御所を京の中心地と考えれば、
D大は真上(この表現については後日書く予定)だから、
「京都の、ど真ん中なのにさー!」
と思っていたぺんさん。 ←ちょっぴり、スネスネ

五行説を素にしているのに、
チーム(大学)が4つしか登場していない
という伏線には、思い至らず。

このブログを読んでくれてる、
「もろともに」さんのコメントで、
『ホルモー六景』には、D大が出てくるとの情報が・・・。
あわてて図書館で予約して、
今回の万城目祭りとなったんだけど、
出てくる、どころか、
ホルモーの歴史に、ものすごく重要な役割を担っているではないですか!?

登場するのは、
「第四景 同志社大学黄竜陣」

ふぎゃ!?
今まで、学校名を伏せてきた、意味ナッシング???
・・・ま。いいか(笑)

簡単に言うと、
元々、ホルモーには、
五行そのままに、上記4チーム以外にも、
土、中(中央)、黄色、黄竜を司る、
第五のチームが存在し、
それが同志社大学(のある場所=旧薩摩藩邸)にあったのでは!?
という謎を描いた短編。

ホルモーの存在も知らず、
歴史が苦手な同志社の新入生・巴が、
憧れの教授の研究室で見つけた木箱と古い手紙から、
知らず知らずのうちに、
コトの真相と、黄龍陣復活に関わってしまうお話だ。

大学の描写はとてもリアルで、
読んでるうちに、いろんなことを思い出した。
内容にからめて、少し学生時代の思い出を綴ってみよう。

このお話に登場する、英文科の教授で、翻訳家でもある桂先生。
彼に憧れて、同志社を受験することにした巴。
偶然、入試の試験監督が、その桂先生であった。
受験生の緊張をほぐそうと、
先生が口にした冗談が、

「もしも合格しても、
君らは三回生になるまで田辺やな。
田舎やけど、空気はええぞ。
田辺から今出川に来たら、
空気が悪なって、急に鼻毛が伸びだすらしい」


というもの。

この一文は、D大生には、数々の懐かしい思い出、
そして、あるときは悪夢をよみがえらせる起爆剤である。

大都市圏の、比較的歴史のある学校の多くがそうであるように、
学生数の増加や、学部学科の新設、多様化に伴い、
街中にある学舎だけでは手狭になり、
やむをえず、郊外に、第二学舎を建設する、
という事態が、我らがD大でも起こった。

京都市内から、遙かに南、
もうほとんど奈良だろ・・・!?
という現・京田辺市の山中に、
広大な敷地を持つ、
田辺(京田辺)キャンパス
ができたのだ。

実は、ぺんは、この田辺キャンパスに入学した、
第一期生なのである。

入学式の前日まで知らなかったけどな・・・(大汗)

だってー!!
入学試験を受けたのは、今出川だもん。
発表も手続きも、今出川でしたんだぞ。

D大といえば、
烏丸今出川、
御所の北、
旧薩摩藩邸跡地、

隣は相国寺
明治時代に、新島襄によって創始され、
有終館、クラーク記念館、ハリス理化学館、彰栄館、礼拝堂
と、
敷地内に5つも国の重要文化財があるという、
歴史の重みを持つ美しい煉瓦造りの大学。
「これぞ、京都!!」
という学校なのだ。

あたしの脳内は、
その素晴らしいキャンパスで、
偶然、母校を訪れた、
先輩にして、憧れの作家・筒井康隆さんと
運命的な恋に落ちる、という妄想しかなく、
「D大に合格した」
という喜びだけで、
他の現実など、とうてい入る余地などなかったのである。

入学式の前に、
同じ高校からD大に通うことになったM美の口から、

「明日の入学式だけじゃなく、
最初の二年間は、ずっと田辺に通うんだよっ!
今出川に行けるのは、三回生からなのっ!」


という驚愕の事実を聞かされた、ぺんさんが、
激しく落ち込んだのは言うまでもない。

そこは、何もない、ド田舎であった・・・。

奈良県民である、ぺんが、
「うちの近くより田舎だ」
と断言できるくらいの(笑)

駅前に、コンビニもファストフードの店もない、
各駅停車の電車しか停まらない近鉄の駅から、
田んぼの真ん中を突っ切り、
竹藪を切り開いて作った長い長い坂道を、
15分もかけて、ひたすら上る。
これは校門までの時間。

上りきった山の中に、突然現れる、
美しい煉瓦造りの校舎の数々だけは、
今出川を真似たものだが、
とにかく、無駄に広いのである。

一般教養の授業のある校舎はまだしも、
どの学部の学生も逃れることができない、必修科目「体育」がある、
体育館や、テニスコートなどには、
校門からさらに、20分も歩かなければたどり着けない。
何度、校内で、「行き倒れ」になりかけたことか・・・(涙)

新しいので、確かに、設備は良かった。
食堂・購買棟には、
どこの大学にもある、大学生協の食堂だけでなく、
カフェテラス、ダイエー系列の食堂、
と3つもの大型食堂があり、
「おいしんボ横丁」と呼ばれる専門店街には、
ラーメン屋、寿司屋、とんかつ屋など、
一般企業も入って、外部の人も食事が可能で、
当時は、連日のように、テレビや雑誌の取材が来ていた。
しかし、この一見恵まれた環境は、
学校の近隣に、お店らしいお店が全くないからだ。
校門をくぐったら最後、
大学の外に食べに出たり、出前を取ったりできない、
哀れな囚われ人への、お情けなのである。

今頃、先輩たちは、
中島食堂で、いかにも学生らしい定食をワシワシと食べたり、
わびすけで、いもねぎを教授にごちそうになったり、
ほんやら洞で、本とレコードに囲まれて、ランチを食べたり、
ヤオイソでフルーツサンドをオホホと頬張ったり、
変なパンダのいる喫茶店の二階で、麻雀に興じたりしてるんだろうなあ。

「こんなの同志社じゃないっ!
こんなとこ京都じゃない!!
だまされた・・・」

と呪詛の言葉を吐きながら、
1、2回生は、
今出川への憧れを、胸に、必死で田舎暮らしに耐えるのだ(笑)

大好きな桂先生が、
田辺での一般教養は担当していない上、
今年いっぱいで退官が決まっていて、
先生の授業を受けられないことに衝撃を受けた巴は、
ある日、今出川キャンパスに潜り込む。

「浮いてないかな?私」

と、どきどきする巴の姿は、
なんだか、懐かしい。

高校生に毛が生えた程度で、
まだ、化粧も上手くできない1回生が、
学科やサークルの行事で、たまに今出川に行くと、
すごく、緊張して、舞い上がってしまうのだ。
3、4回生ともなると、雰囲気が落ち着いているし、
浪人や留年で、実際、ものすごく年上の人もいて、
就職活動のためか、スーツなんか着てると、
すでにおっさんのような人も(笑)

そして、ついに3回生に。
田んぼと竹藪の匂いのする田辺から、
御所の北、烏丸今出川に通うようになる。
烏丸通りと今出川通りという、大きな通りが交差する、
人も車も多いこの地にやってくると、
確かに、鼻毛が伸びる。

中には、1メートルもの鼻毛を風に堂々となびかせている人もいる。
在学可能期限ぎりぎりの8回生は、
弘風館明徳館のあいだで、
鼻毛で糸電話ができるらしい。
お洒落上級者は、
鼻毛を三つ編みにしたり、パーマをかけたり、
ドレッドにしたり、リボンを結んだりと、
思い思いの鼻毛ファッションを楽しむのだ。
鼻毛の伸び具合で、
まだ今出川デビューまもない3回生であることがバレてしまうため、
背伸びをしたい学生は、
せっせと、鼻毛エクステンションに通う。
美しく長い鼻毛は高く売れる。
学生結婚した連れ合いに、クリスマスプレゼントを買うために、
自慢の鼻毛を売った妻の美談に皆が涙する。
学内の恋人たちは、鼻毛を繋いで歩く。
未来の恋人同士は、「運命の赤い鼻毛」で結ばれていると、
乙女たちは信じている。

ああ。素晴らしき哉、鼻毛天国。

京都の思い出話は、また書くかも。

| 店のこと | 23:46 | comments(0) | trackbacks(2) |
ぺんぺんのお小遣い帳<1月30日>
【布団星人】の生態

気温が一定温度以下になったり、
流行性感冒、インフルエンザウィルスなどに感染したのを機に、
布団内に書籍などを備蓄し、
を作り、化する。
1日18時間以上、布団内で生活すると羽化する。
布団の材質が、羽化後の形状に影響するとも言われているが、
(羊に似たもの、羽毛に覆われたもの、綿のようなもの、など)
その実態は、いまだ、に包まれている。


立派な布団星人になって、母星に帰るため、
布団内生活の必需品、を図書館で借りた、ぺんであったが、
いまひとつ、心許ない数なので、
紀伊国屋さんにも行ったのである。

お年玉がわりにもらった図書カードが、
まだ残高7千円以上ある。

夜伽に指名する美女を選び放題な、
将軍ぺん吉。
コミックス新刊コーナーで、
「上様〜〜〜。
あたしを読んでー♪」

という、
嬌声に囲まれるが、
体調が悪いせいか、今ひとつ、食指動かず。

結局、選んだのは、
「明るいバカ」

「薄幸の女子高生(地味)」
という極端なものであった。

では、お小遣い帳です。

*ぺんぺんのお小遣い帳*

「チャンネルはそのまま!(2)」佐々木倫子(小学館ビッグコミックススペシャル)980円
「星は歌う(7)」高屋奈月(白泉社花とゆめコミックス)420円

頑張れ、ホシイさん

一応、単行本、新書、文庫コーナーも、巡回。

このあたりは、買いまくるとすぐに、
バイトの月給など、ふっとんでしまうから、
CD代、映画代、ライブのチケ代、飲み代などと相談しつつの、やりくり。
たいていは、タイトルをチェックしておいて、
図書館で予約を入れるか、
新古書チェーンで半額、または、
「活字単行本500円均一セール」の日を狙って買う。

有川浩の新刊『キケン』は、
ちょっと読みたい。

『1Q84 BOOK3』4月発売予定 予約受付中

のポップを発見。
これは、無条件で「買い」決定(笑)
お小遣いを取りのけておこう。

| ぺんぺんのお小遣い帳 | 09:03 | comments(2) | trackbacks(1) |
図書カード6年1組ぺんぺん<1月30日>
ホルモーおおお!!

ごめん。

ぺんさんチームは、
風邪さんチームに、
負けましたあ(泣)

とりあえず、安静っ!
とにかく、安静っ!


図書館までは、自転車で3分。
薬だけは、確保して、
巣ごもり体勢に入るのだ!

朦朧として、
じっくり、書架の本を選ぶ余裕もないのだが、
どうする(汗)

まずは、前回借りていた分を返したら、
ぴこーん
と端末が鳴った。

おおっ。
予約の本が来ているようだ。

ではでは、へろへろな今日は、
貸し出し記録(あっさりめ)で。

*図書カード6年1組ぺんぺん*

「木練柿」あさのあつこ
「流星の絆」東野圭吾
「鴨川ホルモー」万城目学(再読)
「ホルモー六景」万城目学
「ザ・万歩計」万城目学
「鹿男あをによし」万城目学


奇しくも、ホルモーの万城目学の作品が、いっぱい。
万城目祭りだ。
わっしょい、わっしょい。

ちなみに、
『20世紀少年』の「ともだち」の側近のあの人ではないので、
似ているが、
万丈目(まんじょうめ)ではなく、
万城目(まきめ)と読む。
ここ、テストに出るからなー。

今日のつぶやき。
twitterの初期登録が面倒なので、
自分のブログでつぶやいてみる) ←意味ないじゃん(笑)

「ワタナベ君、窓から投げないから、ティラミス買ってきて」

普段、甘い物を出されたら、
こんな女子どもの食べ物、食えるかーっ!! ←(ぺんさん、一応女子)
酒や、酒や、酒持ってこいっ!!
辛党ぺんぎんですが、
風邪のときだけは、
甘い物ウェルカム♪
らしいです。
林檎のすりおろし桃の缶詰への
ノスタルジーでしょうか?!(笑)

| 図書カード6年1組ぺんぺん | 23:44 | comments(4) | trackbacks(1) |
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